2016-05-31 Tue
こんにちは、大竹です。もうすぐほんまる歯科の仮説診療所が始まります。大変ご迷惑をお掛けしております。さて、5月28、29日に行われたベーシックコンプリートデンチャーのセミナー前編に参加してきました。よりよい総入れ歯を作るための勉強です。
総入れ歯は外れやすい、よく噛めない、痛いといった問題が起こることがよくあります。
しかし、しっかりとした治療のステップを踏み、患者さんの協力が得られれば、それらの問題のない総入れ歯が作れるとのことでした。
私たち治療者側はそれぞれの治療のステップでエラーが起こらないように注意を払う必要があります。治療は歯科医師だけでなく、入れ歯の場合は技工士さんも大部分を担ってくれています。そのため、情報の共有や各ステップの確認の際に写真や模型、レントゲン写真も必要となります。患者さんには少し苦労をお掛けすることもあるかと思いますが必要な資料であるためご理解頂けると助かります。
そして、できた入れ歯を使いこなすのもとても大変なことです。柔らかい歯茎の上に硬い入れ歯を置き、食事をします。そのため、問題なく入れ歯が使えるようになるまで何種類か入れ歯を作成したり、長期に時間がかかることがります。例えば義足を初めて作った方が義足完成の日から容易に両足で走ることができないのと同じ理由です。入れ歯が完成したその日はリハビリテーション(もとの意味は本来あるべき状態への回復です)開始の日であり、患者さんの協力なくして良好な治療結果は得られないのです。
かつての大好物をまた美味しく召し上がっていただくために、私たちも勉強を重ね、患者さんに寄り添いがんばっていきたいと思います。

サイゼンレツデキイテキマシタ!
歯科医師 大竹
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