2017-11-29 Wed
11月25日にパシフィコ横浜で行われた滅菌技士講習会に参加してきました。滅菌とは、すべての細菌を死滅させることを言います。
歯科医院で使用する器材・器具類は、ディスポーザブルのもの以外は、それぞれの感染リスクに応じて適した洗浄・消毒・滅菌の工程を経て次の患者さんに使用します。今回は、その洗浄・消毒・滅菌で使用する薬剤や滅菌機器について学んできました。
滅菌機器は主に入院病棟があり外科手術等を行う病院で取扱われているものも含めての講義でしたが、歯科医院でも口腔外科での小手術はありますし、一般歯科でもほとんどの処置は出血を伴う観血処置です。処置に使用した器具類はまず、薬液で浸漬消毒し、超音波洗浄器にて血液やタンパク質の汚れを除去します。その後、ウォッシャーディスインフェクターにより、さらに洗浄→すすぎ→熱水消毒→完全乾燥が行われます。滅菌処理にはこの乾燥の工程が重要とされます。乾燥が不十分な状態の器具は、そこから菌が繁殖する可能性があるからです。その後、器具を滅菌パックに個包装し、高圧蒸気滅菌器で真空と蒸気の注入を繰り返し、滅菌が行われます。滅菌が完了した器具は、滅菌パックを患者様のチェアサイドで開封して使用します。
今回の講習会で、院内で行われている洗浄・消毒・滅菌の工程が正しく行われているかの再確認をすることが出来ました。
当院では、患者様に安心して通院して頂くために、洗浄・消毒・滅菌の工程を待合室に掲示しています。ご来院の際にはぜひご覧頂ければと思います。
受付 櫻井
スポンサーサイト
2017-11-28 Tue
11月26日、浅草橋で杉元先生の和田精密BioNaガイドサージェリーセミナーに行ってきました。私の中でここ近年は規格模型ー咬合平面ー機能運動ーCADCAMの連動を臨床応用することに注力していたのですが、そこに加えて、ガイドサージェリーまで包括して解説した、素晴らしいセミナーでした。
デジタルの進歩は歯科の分野でも早いので、目的「患者さんにかみ心地の良いかぶせ物、義歯を提供すること」を変えずにキャッチアップしていかなければならないと思いました。
そのポイントは歯・歯周組織ー顎関節ー筋を三味一体で考えることです。
歯科技工士と相談して、患者さんへ早く還元できるようにしたいと思います。
歯科医師 東
2017-11-28 Tue
11月26日、田町で行われた、植松先生のデジタルソリューションフォローアップコースに参加してきました。主に光学印象や、そのシステムの一つであるTRIOS3を用いた歯科治療への応用や実際の使用法に関する講演でした。TRIOS3による光学印象は、読み込みの早さと高精細さにより、患者さんのチェアサイドでの負担軽減や、補綴物納期の短縮、また、CBCTとのすり合わせによる術前の高精度の診断を可能にするなど、非常に便利なツールでした。
ただし、全てに万能であるわけではなく、支台歯形成においては光学印象用のプレパレーションを行ったり、また印象の適応にならないケースもあることを知りました。
TRIOS3を使用して、石膏模型を介さず補綴物を作製したり、患者さんの口腔内情報をデータ化して管理していくこと等、近年進んでいる歯科医療のデジタル化において1つの可能性を感じました。
歯科医師 手塚
2017-11-11 Sat
11月8日に院内ミーティング「ほんまる歯科医院の患者さんのことを考える会」を行いました。患者さんにより気持ちよく治療を受けていただくには何を変えていけばいいか、院内にある器具を活用して患者さんのお口の中をよりキレイにするにはどういった技術が必要か…など、様々な面からほんまる歯科医院の患者さんのことを考える毎月恒例の院内勉強会です。
今回は先日導入した「エアフロー」のセミナー業者さんをお呼びしました。
エアフローとは、歯の表面のガンコな着色などを除去することができる歯面清掃器です。水と超微細なパウダーを含んだジェット噴流を歯の表面にあてて汚れをキレイに取り除きます。
セミナーは衛生士さんを中心に、患者さんに合ったパウダーの選択方法・より効果的に歯面の汚れをとるコツなどを学びました。
院内ミーティングを行うにあたり、この日は診療時間を短縮させていただき、患者様にはご迷惑をおかけいたしました。
皆様にご協力いただいて作ることのできた時間を無駄にすることのないよう、今後もほんまる歯科医院一丸となって、より良い歯科医院を作れるよう励んでまいりたいと思います。
DA 大屋