2016-06-28 Tue
こんにちは大竹です。ほんまる仮説診療所が少しずつ軌道に乗ってきたところですが、お休みをいただき6月25日、26日に行われたベーシックコンプリートデンチャーセミナーの後編に参加してきました。゛入れ歯が外れやすい゛とお困りの患者さん。朗報です!!
お口の中で総入れ歯が外れずにいる理由は入れ歯が歯茎に吸着しているからです。何ともイメージしにくいですが小学校の頃の理科の実験を思い出してみてください。ガラスの2枚の板の間に水を介在させると板の間に空気を送り込まない限りなかなか外れません。それをお口の中で置き換えてみると、一枚のガラス板は総入れ歯、もう一枚の板は総入れ歯が乗る歯茎、水は唾液ということになります。お口の中でも総入れ歯と歯茎の間に空気が入り込まなければ入れ歯は多少動いても外れはしません。
しかし、お口の中には空気を送り込みやすい状況が生じやすいため入れ歯が外れます。その原因は3つに集約できると中村先生はおっしゃていました。
ひとつめは歯茎が凸凹している場合です。凸はいいのですが凹に空気が入り込みます。硬い骨の出っ張りがある方が該当します。2つめは総入れ歯の外形が大きすぎる場合です。お口を動かすたびに入れ歯が浮き上がってしまいます。入れ歯を小さくするか、外科手術によって歯茎を動きにくくすることで問題が解決します。最後は小帯です。お口の中で唇の裏側から歯茎にかけて伸びる筋状のものを指します。小帯が短く、入れ歯の妨げにならなければ問題ありませんが、これが長く入れ歯の下に引っ掛かっている場合は入れ歯を持ち上げてしまいます。しかし、これも少し麻酔をして短く切ってあげれば問題解決します。
このように、総入れ歯を作り始める前に3つの原因が解決されていれば必ず入れ歯は吸着するとのことです。患者さんにとっては体に少し負担のかかる治療が必要な場合もありますが、この治療によって美味しく食事できる健康寿命が伸びることは間違えないかと思います。
いつまでも美味しく食事して、元気でお過ごしいただけるよう、私たちもがんばります!!
歯科医師 大竹
スポンサーサイト
2016-06-17 Fri
歯周病、糖尿病、医科歯科連携講演会こんにちは。
私は日々、定期健診でお口の中のクリーニングを担当している歯科衛生士です。
お口の健康管理は、私たちが行う定期的なクリーニングだけではムリで、患者様ご自身の毎日のセルフクリーニング(歯磨き)と併せての二人三脚ですといつもお話しさせて頂いています。
その中でどうしても治癒が難しい重度歯周病についてのセミナーに行って参りました。
数年前から、歯周病と糖尿病、喫煙、早産、うつなどの全身的因果関係が取りざたされていますが、まさか歯周病で命を落とすことまでは、俄かには信じられないことでしょう。
しかしお口の中には無数の菌が存在し、それが唾液を介して胃腸に入り、時にはムセて気管に入り、また軽い歯肉炎の炎症を介して血流として菌が全身に回ります。
たかだか歯肉炎はとても侮れないのです。
3.11や熊本地震では、歯科の口腔ケアが入った避難所と入らなかった避難所とでは、肺炎などによる死亡者の数のデータに圧倒的な差が出ました。
入院施設での入院期間のデータも歴然としており、これに目をつけた厚労相は歯科のクリーニングの部分に焦点を合わせてきました。
口は災いの元、とは噂話の格言ですが、菌の世界でもこの格言は当てはまります。
お口の中の菌の数が少なくコントロールされている方は、得てして体も健康で若々しいです。
超高齢化社会に突き進む日本の現状もあります。お一人でも多くの方が生涯病院にかかることなく健康を保てるよう、私たちができることをお手伝いできればなと思う、有意義なセミナーでした。
皆様、歯磨きと定期クリーニング、頑張りましょう! !
歯科衛生士 山田
2016-06-15 Wed
3月以降、火災の影響で行えなかった院内ミーティングを6月8日に行いました。
ご予約を変更してくださいました患者様には、ご迷惑をおかけし申し訳ございませんでした。
今回、ふくまる歯科とほんまる歯科仮設の二院での診療にあたり、患者様の誘導や場所をより分かりやすく明記するにはどうしたら良いか、
また診療中使用する機材の管理等も細かな点について話し合いを行いました。
何かご不自由な点などございましたらスタッフに何なりとお申し付けください。
この度、ふくまる歯科、ほんまる歯科仮設に携わっていただきました方々に深く御礼申し上げます。
新しいスタッフも入社し心機一転、スタッフ一同一丸となりより良い診療めざして頑張ってまいりますので
今後ともよろしくお願い致します。
DH浅野
2016-06-15 Wed
「人材は負債にも資産にもなる」〜人材力で進化する医院づくり〜
濱田真理子先生をお迎えして高歯会(3院合同)の勉強会を行いました。
第1部は講義で、
スタッフの質も大切で、どう育てていくかという内容でした。
スキルがあってもコミュニケーション能力がないと患者様は離れてしまうし、逆にコミュニケーション能力はあってもスキルが十分でないと不安になってしまう。
雇う側の先生がスタッフに慣れていくうちにどこに問題点があるのか見えなくなってしまうそうです。
今回診療中の対応を撮影し見ていただき、濱田先生に問題点を的確に見つけ出し改善していたただきました。
「人は誰でも良い能力があります。そこを生かしつつ足りてない部分を成長させてあげる。それが患者様の満足につながり病院の繁栄にもつながっていきます。」人生育成スキルアドバイスを教えてもらいました。
第2部は入職年数ごとに3つのグループにわかれて疑問点などを出してどのように対応しているか話し合い情報を共有し合う事の大切さを認識しました。
勉強会の後に懇親会をし、会食をしながらスタッフとのコミュニケーションをはかりました。
濱田先生貴重なお時間ありがとうございました。
DH浅野